1999年09月03日 |
旭硝子、鹿島のPO設備手直し増で11万トンに |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:旭硝子、三菱化学 |
旭硝子はPO(プロピレンオキサイド)の能力不足に対応するため、鹿島工場の年産10万トン設備の手直し増強を行っていたが、このほど完成した。手直し工事は昨年から2度にわたって実施し、最終的に1万トン増の年産11万トン能力となった。 同社はウレタン原料のPPG(ポリプロピレングリコール)や界面活性剤向けなどにPO需要が堅調なため、これまで不足分は三菱化学を通してシンガポール・セラヤケミカルズから大半を輸入手当てしていた。 三菱化学は2日、シンガポールでのSM(スチレンモノマー)事業の新しい展開について発表した中で、PO取引権をシェル側に譲渡、今年末をめどにPO事業から事実上撤退することを明らかにしたが、これには旭硝子は自社工場の能力アップと外部購入で対処するとしている。 |