1999年09月01日
独ルルギ・ツィンマー、イラン・NPCからポリエステル設備受注
繊維用35万2千5百トン/ボトル用6千トン
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 独ルルギ・ツィンマーは、このほどイランNPC(National Petrochemical Company)からポリエステル重合設備を受注した、と発表した。NPCの設備投資額は約3億ドイツマルク、ルルギの受注額はこの半分程度の見込みで、残りは同国のChagalesh Consulting Engineersが受注した模様。
 計画によるとNPCは、ペルシャ湾沿岸のBandar Imamにある特別経済区に年産35万2千5百トンの繊維用造粒設備と同6千トンのボトル用PET(ポリエチレンテレフタレート)重合設備を建設する。今回のプロジェクトの投資者はNPCだが、プラントの運営は傘下のShahid Tondgooian Petrochemical Co. (STPC)が担当する予定。製法は、ツィンマー技術をベースとしたプロセスを採用する。NPCは、国内市場を中心に供給、一部を輸出する方針。
 なお設備の完成時期などは明らかにされていない。またルルギは、同様の設備建設で165の受注実績があり、生産能力は合計840万トンに達している。