2002年05月13日 |
PE袋の輸入通関数量、3月も2万5,444トンと高水準 |
1~3月期トータルは早くも7万トン超え |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
ポリエチレン袋の輸入は引き続き活発で、3月の輸入通関数量は2万5,444 トンとなった。前年同月の実績を8.3%上回っている。この結果、1~3月期の総輸入量は早くも7万トン台に達して7万740トンとなった。前年同期に比較すると14.1%多い。 3月単月の場合も1~3月期トータルの場合も、引き続き中国製品が圧倒的多数を占めている。中国製品は前年に対する伸び率の点でも平均を上回っており、依然として中国のPE袋メーカーが対日輸出に意欲的な点が浮き彫りになっている。反面、台湾製品は縮小傾向が一段と鮮明になっている。 注目の輸入通関価格は、3月の平均が1キログラム当たり160.7円、1~3月期計が163.8円である。国産品をかなり下回っており、このため、わが国のPE袋業界は一段と厳しい局面に立たされることになりそうだ。 主要国別の3月と1~3月期の輸入通関数量は以下の通り。左が3月、右が1~3月期の実績。かっこ内は前年比。 ▽中国 = 9435t(109.9%) 26241t(116.8%) ▽タイ = 4504t(106.7%) 12490t(112.2%) ▽インドネシア= 4021t(124.6%) 10682t(114.4%) ▽マレーシア = 2584t(108.4%) 7682t(134.5%) ▽台湾 = 1418t( 81.4%) 4054t( 83.6%) ▽フィリピン = 1250t(116.5%) 3212t(105.8%) |