1999年08月20日
三井化学、シンガポールにアルキルアルミ合弁会社
MCアルベマール、市場開拓開始
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は19日、米アルベマール社と有機金属触媒アルキルアルミのマーケティング、販売会社をシンガポールに設立、営業開始した、と発表した。新会社は、社名が「MCアルベマール株式会社」資本金12万シンガポールドル、出資比率は50対50となっている。
 三井化学、アルベマールの両社は、日本に折半出資の合弁会社、日本アルキルアルミをもっており、MCアルベマールは、日本アルキルアルミ、アルベマール両社の技術サービス,流通チャンネル、生産能力など全面的な支援を得て、日本を除くアジア太平洋地域でアルキルアルミ製品のマーケティングと販売を展開する。
 アルベマール社は米国、カナダ、ベルギー、日本にアルキルアルミ製品の製造、販売拠点をもち、最近は急速に成長しつつあるメタロセン用の助触媒(アルミノキサン)の製造、販売に注力している。一方、日本アルキルアルミは、大阪府高石市の上場で有機金属触媒を製造しており、石油化学や合成ゴム向けに供給している。
 なお、新会社の社長にはジェームス・バーバー氏が就任、社員は8人。