2000年08月08日 |
7月のエチレン生産、67万7,600トンの高水準 |
定修による運休設備が皆無で前年の12.9%増に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:昭和電工 |
通産省基礎産業局は8日、エチレンセンター11社の7月のエチレン生産速報をまとめた。それによると、総生産量は67万7,600トンで、前月の実績を17.3%、前年同月の生産量を12.9%それぞれ上回った。 今年に入ってからの月間生産量の中では1月の69万2,200トンに次ぐ高水準である。平均稼動率は98.5%となる。 前月を大きく上回ったのは、定修・運休プラントがゼロ(6月は3基)であったのと、全体の稼動日数が前月より1日多かったため。一方前年同月に対しても大幅増となったのは、定修・運休プラントが昨年7月の2基に対して今年は皆無であったのに加え、昭和電工の手直し増強によって全体の生産能力が年ベースで6万4,000トン拡大(今年5月)したためと見られる。 この結果、今年1月から7月までの総生産量は442万700トンとなった。前年同期の実績をわずか0.8%ながら上回っている。6月までの累計は1.1%のマイナス成長であったが、7月の大幅増によって一気にプラスに転じた。 |