2002年02月26日 |
JSRのポリオレフィン系エラストマー順調 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:JSR、旭化成 |
JSRは常温でゴムの性質を持ち、高温でプラスチックのような射出成形ができるオレフィン系の熱可そ性エラストマー(TPE)「エクセリンクス」(商品名)を昨年10月から発売、自動車の窓ワク分野などの市場を開拓しているが、複雑形状の金型での流動性や加硫ゴムとの接着性を高めた高機能の特性が評価され、順調な伸びを示している。 オレフィン系のTPEの市場は年間約3万トン。汎用タイプを主に旭化成などのポリプロピレン・メーカーが供給してきた。高機能タイプのエクセリンクスで同社は、2年後、その10%ていどのシェアをめざす方針。金額で約20億円を見込んでいる。この製品は子会社が年産4,000トン設備を新設して生産している。 |