2000年08月02日
中国の上期の汎用樹脂輸入、目立つ台湾品の伸び
5樹脂中4樹脂の伸び率のトップを占める
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 中国による今年上期の汎用5樹脂の輸入通関実績の大きな特徴は樹脂によって対前年同期比に著しいばらつきが生じている点にあるが、そうした中でもう一つ注目されるのは台湾品が目覚しい伸びを遂げていることだ。
 各樹脂の主要国の前年同期比を見ると、5樹脂のうちLDPEを除く4樹脂の伸び率のトップを台湾品が占めている。台湾品の4樹脂の輸入数量と対前年比は、HDPEが3万5,900トンで241.1%(全体の伸び率は111.9%)、PPが9万3,800トンで144.8%(同103.3%)、PSが20万8,602トンで112.3%(同103.6%)、PVCが11万6,621トンで120.7%(同86.5%)となっている。残るLDPEの場合はカナダ品がトップを占め、5万9,966トンで139.5%(同80.5%)を記録している。
 一方日本品は、LDPEが7万4,150トンで77.3%、HDPEが8万763トンで127.4%、PPが10万7,962トンで97.5%、PSが7万2,765トンで85.2%、PVCが18万3,435トンで92.6%となっている。