2000年08月02日
出光石化、台湾のPC合弁計画の第1期はディスク向け中心に供給
第1期5万トンは来年10月稼動/2005年に15万トン体制へ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 出光石油化学は、FPC(台湾プラスチック)グループとの合弁により台湾でPC(ポリカーボネート)の新設計画を進めているが、第1期年産5万トン設備は主に台湾国内の光ディスク向けに供給する方針だ。稼動は2001年10月頃を予定しており、その後2003年と2005年に各5万トン設備を建設、日本との合計で20万トン体制が構築される。
 出光石化は現在、千葉に2系列計4万7,000トンの設備を有しているが、昨年、FPC(台湾プラスチック)グループとの合弁により、台湾の雲林県麦寮に3期合計で年産15万トン設備を建設する計画を明らかにした。年内には折半出資により合弁会社を設立する考え。
 第1期5万トン設備は、当初2002年春の完成を予定していたが、電気電子やOA機器、シート分野を中心に、急速に拡大する需要に対応するため、完成時期を早め2001年10月の完成を目指している。生産したPCはディスクグレードが中心で、ディスクの生産基地である台湾国内をメインに新会社が販売していく方針。
 さらに同社は、第2期増設については2003年、第3期については2005年の完成を予定しており、2005年までに日本とあわせ19万7,000トン体制を構築していく考え。

http://www.c-nt.co.jp/news/idemitsu_pc.html">出光石油化学グループのポリカーボネート生産体制