2000年08月02日 |
通産省、日油武豊工場に緊急停止命令 |
火薬置き場で爆発、原因調査急ぐ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本油脂 |
1日夜、日本油脂武豊工場で火薬類が爆発し、民家に大きな被害を及ぼす事故が発生したが、通産省環境立地局は2日早朝、現地情報をまとめ、関係部局に配布した。一方、中部通産局からは同日朝、同社に対して「火薬類取締法」に基づき同工場の緊急停止命令を出した。原因、被害状況については調査を急いでいる。 当局が配布した文書内容(全文)は次の通り。 愛知県武豊町の火薬工場爆発事故について 1)事故の種類 爆発事故 2)発生日時 平成12年8月1日(火)22:09頃 3)発生場所 愛知県知多郡武豊町字北小松谷61-1 日本油脂(株)愛知事業所武豊工場 4)被害の状況 確認中 5)県がとった措置又は対策 6)事故の概要等 工場内第12火薬類一時置場の無煙火薬約7.7トンが爆発したものと思われ、置場は全壊し、跡形もない状態である他、周囲の火薬庫についても全半壊した模様。その後、近隣にある第2混和工室へ火が移ったが、こちらはすぐに鎮火した。 なお、同工場は8/1、8/2は工場は休業であったため、工場内の人的被害はなし。工場周辺の民家約150棟にガラスが割れる等の被害が出ており、住民約50人が病院で手当てを受けているが、大半は軽傷の模様。 本日8月2日早朝、中部通商産業局より日本油脂(株)に対し、火薬類取締法第45条に基づき同工場の緊急停止命令を発出したところ。 なお、現在中部通商産業局より担当者を派遣し、詳細調査中であるが、本省からも担当参事官を派遣する予定。 7)推定原因 調査中 8)法令違反の有無 調査中 9)その他 8/1夜及び8/2早朝 NHK他テレビ報道あり。 |