2000年08月01日 |
中国の汎用樹脂の輸入、上期計はLDとPVCが前年割れ |
韓国のLDの6月の通関量は前年同月の半分に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
中国による汎用樹脂の今年上期合計の輸入通関数量は、HDPE、PP、PSの3樹脂が前年同期の実績を上回ったものの、LDPEとPVCは逆に前年を下回った。 各樹脂の上期合計の輸入数量は、LDPEが69万916トンで対前年同期比80.5%、HDPEが52万3,471トンで同111.9%、PPが81万763トンで同103.3%、PSが62万4,269トンで同103.6%、PVCが59万1,630トンで同86.5%となっている。 この中ではLDPEの減少が特に目立つが、これには、いわゆる“中韓ガーリック戦争”によって韓国からの6月の輸入が激減したことが大きく影響している。韓国品のLDPEの6月の輸入は1万6,494トンで前年同月を50.2%下回っている。前月に対しても44.5%の縮小である。累計は14万7,493トンで前年同期を38%下回っている。 またHDPEも、韓国品の6月は3万1,871トンで同14.2%減となっている。前月比は27.3%減である。累計は22万8,249トンで4%の縮小となっている。 |