2000年08月01日
丸善石化、エチレン3号機も「4年定修」検討へ
エチレン需要好調、京葉エチレンは今秋予定をスキップ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:丸善石油化学

 丸善石油化学は先に京葉エチレンのエチレン年産69万トン(定修年)設備が「4年定修」認定を受けたため、今秋に予定していた定修をスキップするが、続いて既存のエチレン3号機(定修年48万トン能力)も「4年定修」認定を受ける方向で検討に入った。
 同社の千葉工場はこのところコンビナート内のエチレン需要が旺盛で、同社が運転管理している2つのエチレンプラントはともにフル操業が続いている。このため、今後の需要見通し次第では両プラントとも定修周期を4年まで延長できるよう運転・安全管理面を強化、整備したいとしているもの。
 「4年定修」を実施した場合、エチレン生産能力は京葉エチレン76万8,000トン、第3号機52万5,000トンと定修年に比べてともに実質約11%生産能力が増えることになり、コンビナート内だけでなく、他センターへの融通もしやすくなる。