2000年07月27日 |
三共と呉羽化学、慢性腎不全用剤の新製品を発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クレハ、三共 |
三共と呉羽化学工業は27日、慢性腎不全用剤「クレメジン細粒」を発売した、と発表した。 新製品は、1包中クレメジン原体(石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を高温で酸化・還元処理して得た球形吸着炭)を12グラム含有している。すでに発売している「クレメジンカプセル200」の剤型追加品で、10カプセル分を1包に充填、フルドーズの投薬を容易にし、服薬コンプライアンスの改善と治療効果の向上を期待できる製剤。 クレメジンは、ニューテクノロジーによりデザインされた高純度の多孔質炭素からなる球形微粒子の経口吸着炭で、消化管で分泌されたり、または腸管内で産生される尿毒症毒素(ウレトミックトキシン)を吸着し便とともに排泄する。このため尿毒症症状の改善や透析導入の遅延をもたらすと考えられており、保存期慢性腎不全に対し、積極的な治療を行うための世界初の薬剤。 新製品の概要は次の通り [新製品の概要] 発売日:2000年7月27日 剤名:慢性腎不全用剤(指定医薬品) 品名:クレメジン細粒 包装:2グラム×84包 単位当たり薬価基準:162.79円/1グラム(告示・実施:7月7日) 効能・効果:慢性腎不全(進行性)における尿毒症症状の改善および透析導入の遅延 用法・用量:通常、成人に1日6グラムを3回に分割し、経口投与 製造元:呉羽化学工業 販売元:三共 承認許可:2000年2月14日付製造承認取得済み(呉羽化学工業) |