2000年07月24日 |
ダイセル化学、酢酸タイトで一部輸出カット |
アジア市場需給タイト続く |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:ダイセル化学 |
酢酸の需給が国際的にもタイト化しているが、わが国大手のダイセル化学工業は、一部輸出を削減する方向で検討を開始した。 同社は網干工場(協同酢酸)の年産40万8,000トンプラントが6月に定修を終えて現在フル操業中だが、中国やアジア各地からの引き合いが強く、全量は応じられない状態。このためスポット品についてはカットせざるを得ないとしている。 アジア市場で需給タイトが続いているのはセラニーズの米国工場(テキサス州、年産100万トン)の事故の影響のほかBPアモコがマレーシアに建設した年産40万トン工場の立ち上がりの遅れ、などが原因とみられている。 |