2000年07月24日 |
8月のアジア向けPVC輸出価格、40ドルアップで決着へ |
CIF・トン720ドル、中国需要回復で反転 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:大洋塩ビ |
日本メーカー各社が進めていたPVC(塩ビ樹脂)のアジア向け輸出価格値上げ交渉が進展、中国ユーザーとの間でCIF・トン720ドルでの商談が成立し始めている。 大洋塩ビをはじめとした日本PVCメーカーでは、7月のPVC輸出価格についても当初は6月比20ドルアップの720ドルを打ち出していたが、最終的には40ドルダウンの680ドルへ軟化していた。しかし、8月分についても引き続き720ドルを目指していたもので、今回の値上げが実現すればようやく反転に転じたことになる。 メーカー筋では、中国の国内需要が回復に向かっているのをはじめ、9月からは本格的な需要シーズンを迎えることもあり、強含みの展開になる公算が大きいとしている。 しかし、ここへきてEDC(二塩化エチレン)価格の軟化が強まっており、こうしたEDC価格の影響にも注視したいとしている。 |