2000年07月21日 |
PPフィルムの出荷、6月も順調な伸びを維持 |
上期計はOPPが2.6%増、CPPが7.2%増 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会 |
日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が21日に集計したところによると、同フィルムの6月の出荷量は、OPP(延伸ポリプロピレン)フィルムもCPP(無延伸ポリプロピレン)フィルムもともに前年同月の実績を上回った。OPPは1.8%増で、5ヶ月連続で前年超えとなった。CPPは7.7%増で、平成10年6月にプラスに転じていらい23ヶ月連続の成長となった。 OPPの6月の伸びは、内需のうちの食品包装向けが高い伸長(6.0%増)を遂げたことと、輸出が好調(8.1増)であったことによるもの。一方のCPPの好調の持続は、メーンの食品包装用を始め内需が全て順調であったのに加えて輸出が高い伸びを遂げたことにある。 この結果、両品種の今年上期(1~6月)の総出荷量の対前年同期比は、OPPが2.6%増、CPPが7.2%増となった。CPPの伸びの高さが目を引くが、これは、共押し出し品種の持つ透明性と強度に対する人気の盛り上がりによるところが大きいといわれる。 PPフィルムの6月ならびに上期計の出荷実績は次の通り。かっこ内は前年比。 [6月の出荷] ▽OPPフィルム=食品包装用1万3,822トン(106.0%)、繊維包装用1,515トン(98.0%)、その他4,221トン(90.5%)、内需計1万9,558トン(101.6%)、輸出738トン(108.1%)、合計2万296トン(101.8%)。 ▽CPPフィルム=食品包装用9,710トン(104.7%)、繊維包装用322トン(101.9%)、その他1,420トン(126.8%)、内需計1万1,452トン(106.9%)、輸出220トン(176.0%)、合計1万1,672トン(107.7%)。 [上期計] ▽OPPフィルム=食品包装用7万9,937トン(104.5%)、繊維包装用9,264トン(97.4%)、その他2万4,940トン(95.8%)、内需計11万4,141トン(101.9%)、輸出4,927トン(124.8%)、合計11万9,068トン(102.6%)。 ▽CPPフィルム=食品包装用5万8,509トン(105.3%)、繊維包装用1,863トン(104.0%)、その他8,496トン(123.0%)、内需計6万8,868トン(107.2%)、輸出781トン(109.1%)、合計6万9,649トン(107.2%)。 |