2000年07月17日 |
東ソー、8月出荷分からCR18円/クロロスルフォン化PE35円値上げ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは17日、合成ゴムの一種であるCR(クロロプレンゴム、商品名:スカイプレン)と、CSM(クロロスルフォン化ポリエチレン、商品名:TOSO-CSM)について、8月1日出荷分から値上げを実施する、と発表した。 値上げ幅は、CRがキログラム当たり18円、CSMが同35円で、CSMのアルキル化グレードについては45円となっている。 同社は、これまでCRおよびCSMのコスト削減に取り組んできているが、最近の原油およびナフサ価格の上昇にともない、主・副原料やユーティリティコストが上昇、採算が大幅に悪化していることから、自助努力の限界を超えていると判断、値上げ実施に踏み切った。 なお、CRは、耐候性や耐油性、難燃性に優れた特殊ゴムとして、自動車部品や各種工業部品、接着剤などの分野で用いられている。最近は、海外メーカーの一部工場閉鎖や東南アジアの需要増加により、各社ともフル操業になっており、海外市況も大きく上昇している。またCSMは、CRと同様の特性を有しているほか鮮やかな着色が可能な特殊ゴムとして、エスカレーターの手すりや自動車用ホース、船舶向け特殊電線の被覆などの用途で使われている。 |