2000年07月17日 |
台湾・デュポン、PTAプラントトラブルで稼働休止 |
T-10系列、マーケットへの影響は最小に |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:デュポン |
台湾・デュポンのPTA(高純度テレフタル酸)年産45万トンプラントで先週トラブルが発生、フォースマジュールを宣言した。 同社は台湾ではT-9、T-10の2系列のPTAプラントを持つが、今回トラブルが発生したのはT-10系列で、先週12日に稼働をストップ、約1週間の予定で設備点検を行うとしている。ユーザーへは玉スワップなどにより供給を継続するため影響はないとしているが、輸出および原料のPX(パラキシレン)輸入は中断する。 業界筋では、ポリエステル需要の一服感から現在は重合、PTAメーカーともに減産体制が広がっており、マーケットへの影響はほとんどないと見ている。しかし、同社の今後の原料調達動向によってはPXマーケットへの影響が懸念されるとしている。 |