2000年07月07日 |
昭和電工、3Qの酢ビ輸出価格100ドルアップを打ち出し |
トン800ドル、酢酸も値上げ検討へ |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は、酢ビ(酢酸ビニルモノマー)の3Q輸出価格を2Q比100ドルアップのCFR・トン900ドルを打ち出し交渉を開始した。 酢ビのアジア輸出価格は、昨年4Qには500ドル水準であったが、需給タイト感を背景に値上げが進められており、2Qも100ドルアップの800ドルで決着している。しかし、依然として原料の酢酸ネック、需要もアジア各国でエマルジョン向けを中心に好調に推移しており、一段と需給タイト感が強まっている。 一方、酢酸についても、同社では2Q輸出価格を1Q比100ドルアップの570ドルを打ち出し交渉が大詰めを迎えているが、3Q価格についても一段の採算是正を進めたいとしている。 酢酸、酢ビともに米国・セラニーズのトラブルによる需給面への影響も懸念されており、しばらくは需給動向を見極めたいとしている。 |