2000年07月06日 |
PETボトルのリサイクル問題を集中討議へ |
有識者と関係業界代表による検討会が6日発足 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:農林水産省、PETボトルリサイクル推進協議会 |
厚生省生活衛生局は6日、容器包装リサイクル法の実施状況や問題点、さらには今後の改善策などを検討していくための専門の委員会組織「容器包装リサイクルシステム検討会」を発足させた。 メンバーは永田勝也・早稲田大学理工学部教授を委員長とする学識経験者とPETボトル業界など関連業界団体の代表など計12人。 大蔵省、国税庁、農林水産省、通産省の関係部局の担当官も論議に参加する。 今年12月までの間に毎月1回のペースで会合を開き、PETボトルを対象に現状とあるべき姿について論議していく。PETボトルを専らの対象に取り上げていくことにしたのは、容器包装リサイクル法が本格施行となってはいるものの、PETボトルの生産・使用量が増大する一方であり、リサイクルが行き詰まっている点を重視したから。 6日の第一回会合では、今後の検討項目として何を掲げていくかについて熱心に意見が交わされた。その結果(1)リサイクルを進めても廃棄物となるPETボトルが減るに至っていない問題(2)リターナブル容器包装(3)市町村の取り組みを支援する方策(4)効果的な容器包装リサイクル--の4点を中心に検討していくことで意見の一致をみた。今年12月に検討結果をまとめて発表する。 [容器包装リサイクルシステム検討会メンバー] 荒木亨 紙製容器包装リサイクル推進協議会事務局長 岩田均 (財)日本容器包装リサイクル協会専務理事 大平惇 PETボトルリサイクル推進協議会推進委員会委員 郡嶌孝 同志社大学経済学部教授 崎田裕子 環境カウンセラー 高山光史 京都市環境局環境企画部地球環境政策課担当課長 槌屋勝嘉 柏市環境部長 永田勝也 早稲田大学理工学部教授 日向寺昭夫 プラスチック容器包装リサイクル推進協議会事務局長 堀込辰雄 PETボトルリサイクル推進協議会会長 宮野忠幸 ガラスびんリサイクル促進協議会企画会議委員 寄本勝美 早稲田大学副学長 |