2000年07月06日
三菱レイヨン、IEEE1394光ネットワーク製品を発売
7月11日からのインターオプト2000で展示発表
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

 三菱レイヨンは6日、IEEE1394光ネットワークハブなどの光ネットワーク製品を発売する、と発表した。
 今回発売する製品は、IEEE1394光ハブが2製品、IEEE1394光リピータ1製品、IEEE1394光インターフェイスボード1製品で、8月下旬に発売を開始する。
 光ネットワークハブの新製品は中継分岐用に向くPNポート2ポート、SMIポート1ポートとした「SH5-251」と、端末分岐用としてSMIポート2ポート、PNポート1ポートの「SH5-252」2種類で、世界初のIEEE1394光ポートを複数持つ製品。SMIコネクタは、家電メーカーなどが提唱しているもので、従来のPNコネクタとの両方を持つことで、今後発売される情報家電などとのインターフェイスもスムーズに行える。また、いずれの製品もメタルポートも2ポート用意されている。
 IEEE1394は、マルチメディアインターフェイスとして期待されており、今後様々な機器に搭載されることが予想されるが、メタルケーブルでは4.5mしか伝送されないため、実際の施設などにおいて配線位置などが問題になることが予想されている。IEEE1394光伝送は伝送距離を大幅に伸ばすことが可能で、PNポートではS200(200Mbps)/30m、SMIポートではS100(100Mbps)/20m伝送が可能となっている。
 また、この光ハブと既存のIEEE1394搭載の家電と接続するためにIEEE1394光リピータ「SRP-120SM」も同時に発売する。同製品はたばこの箱より一回り大きい程度の小型サイズで、USBハブなどとほぼ同じ大きさになる。
 さらにPCとの接続のため、Windows98SE/2000対応の光インターフェイスボード「SBDー100SM」も発売する。同製品はIEEE1394ホストコントローラとPCIバスのインターフェイスであるOHCIに対応しており、一般のボードと同様に取り扱うことができる。
 これらの製品の一部は、7月11日から幕張メッセで開催されるインターオプト2000でデモンストレーション展示をする。

http://c-nt.co.jp/news/mrc_sh5.jpg>
光ハブ「SH5-251」

http://c-nt.co.jp/news/mrc_sbd.jpg>
光ボード「SBD-100SM」