2000年07月05日 |
故鈴木精二氏の「お別れの会」しめやかに |
1200人が献花、温かい人柄偲ぶ |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:三菱化学、三菱レイヨン |
三菱化学は5日、都内のホテルで6月1日に亡くなった鈴木精二相談役の社葬を「お別れの会」として開いた。 式場には大きな遺影と白い花で飾った祭壇が用意され、故人とゆかりのあった多数の友人、関係者が参列した。 全員で黙とうを捧げたあと、正野寛治社長が「三菱化成入社後は一貫して営業畑を歩かれたが、若い頃は自転車でユーザー回りをされるほどのモーレツぶりだった」「社長になられてからも、過剰設備に悩む石油化学事業の立て直しと、最大の経営課題だったアルミ精錬事業の処理に全力投球され、強い決断力と行動力を示された」と、エピソードを交えながら、追悼の辞を読み上げた。友人代表の永井彌太郎三菱レイヨン相談役が弔辞を読み上げたあと、森喜朗首相、平沼赳夫通産大臣らの弔電が披露され、出席者全員が献花して閉会した。 鈴木氏の各方面にわたる活躍と幅広い交友関係を示すかのように、式場には1200人の参会者がつめかけ、故人のダンディで温かい人柄を偲んだ。 |