2002年05月16日 |
「円卓会議」に化学業界が今後の議論の進め方について提案 |
リスクコミュニケーションに関して2件のテーマ |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:環境省 |
日本レスポンシブル・ケア協議会の田中康夫企画運営委員など化学業界団体の代表4氏は、16日に開かれた「化学物質と環境円卓会議」の第3回会合の席上、同会議が今後論議していくべきテーマとして合計10項目を示して採用方を提案した。 これに対しては、事務局の環境省環境保健部が検討して次回以降の会合に生かしていくことになりそう。 提案テーマは以下の10項目。 [化学物質と環境リスジュコミュニケーションの基盤整備について議論すべきポイント] (1)3者(市民、産業、行政)間の対話コミュニケーションの機会創出 (2)さまざまなリスクの全般的視野からの俯瞰および順序だてた整理・対応の重要性 (3)リスクコミュニケーションにおけるクミュニケーターの育成 (4)化学物質とkん今日・安全性関連の問題解決型の専門家の育成 (5)科学技術に関する学校教育・社会教育の充実と行政・消費者・産業、学校・家庭もリンクした環境・安全学習・教育の普及 [情報開示とリスクコミュニケーションのあり方 地域社会における市民・行政・産業の対話促進と相互信頼の確立に関して論議すべきポイント] (1)リスクというわかりにくい概念の啓発 (2)情報共有システムの構築 (3)必要な情報を正しくわかりやすくタイムリーに市民に伝達するためのNGO等コミュニケーターの役割と、それを社会的に考える専門的な仕組みの確立 (4)情報開示に対する社会的評価 (5)PRTRの認知向上とリスクコミュニケーションの普及のためのモデルコミュニケーションの実施。 |