2000年06月29日 |
三菱エンプラ、原料高で8月にもPBTの値上げを検討 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:三菱エンジニアリングプラスチックス |
三菱エンジニアリングプラスチックスは、ポリブチレンテレフタレート(PBT)の値上げを検討している。原料のDMT(テレフタル酸ジメチル)および1,4ブタンジオールの値上がりにともなうもので、原料の値上げ交渉の後早ければ8月にも30円以上の規模で実施したい考え。 PBTは、IT関連需要の立ち上がりとアジア経済の回復を受け、年初から毎月前年同月を10%前後上回る好調が続いており、各社ともフル稼動が続いている。一方で主原料の一つである1,4ブタンジオールは、将来的には増設計画も多く供給過剰が懸念されているものの、現時点ではタイトとなっており、市況が上昇している。 こうしたことからDMTとともに、近く値上げが打ち出される見通しであり、これにともなって今後PBTメーカ各社が値上げの検討に入るもよう。 |