2000年06月29日
プラ協、12年度の技術開発支援テーマを募集
リサイクル技術の開発や再生品用途開発等をバックアップ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会

 プラスチック処理促進協会は、今年度も、企業、研究機関、大学、団体等による廃プラスチックの処理・再資源化に係わる技術開発活動を資金面で支援していくことになった。7月1日から同月31日までの間に支援テーマを募集する。
 支援対象テーマは(1)マテリアル・リサイクル技術の開発=廃プラスチックの収集、分別、再生利用、化学的処理による原料への還元など(2)再生品の用途開発=新規用途品の試作、新規用途開発のための実験、既存用途分野での改良研究など(3)燃焼技術等の研究開発=プラスチックの焼却、燃料化、エネルギー回収利用等サーマル・リサイクルに関する技術の開発--の3点。
 技術開発期間は2年以内とする。同協会の支援予算は総額1,000万円。
 同協会はかねてから、廃プラスチックリサイクルの促進策の一つとして、新規性に富み、かつ普及性も兼ね備えたリサイクル関連技術の開発を支援してきている。これに対しては年間30件を超える応募があり、そうした中から98年度は5件を、そして99年度は3件を選んで開発費の一部を補填してきた。関係筋からは今年度も引き続き同様の支援を求める声が多い。