2000年06月28日
日本ポリオレフィン、PEの小口受注と配送を一元化
当面、東日本地区をトヨタカ社に全面委託
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン

 日本ポリオレフィンは7月1日以降、東日本地域におけるポリエチレンの小口の受注とその配送業務を小口配送機能を持つ専門商社のトヨタカに全面的に一元化することになった。7月1日から実施する。同社は30日に取り扱い商社全社に計画内容を説明して協力を求める。
 今回の措置は、ポリエチレン(HP-LDPE、L-LDPE、HDPE)の受注ならびに配送に係わるコストの合理化を目的としたもの。特にコストがかさみポリオレフィン各社の収支バランスを大きく圧迫している1トン未満の小口の受注分を対象としていく。これに伴い、東日本地域のユーザーは、1回当たりの発注量が1トンに満たない場合に限り日本ポリオレフィンに代わってトヨタカに全てを集中することが求められる。トヨタカは、それを受けて10トン単位で週3回の割合で配送していく。これまで小口の発注も取り扱ってきた他の商社も、1日以降は全てをトヨタカに委ねることになる。
 日本ポリオレフィンでは、これに続いてできるだけ早い時期に西日本地域でも同様に専門商社に小口の受注と配送を全面的に委託していく考え。遅くとも2001年春には実行に踏み切りたいとしている。