2000年06月28日
フラットヤーンの5月の出荷、前月比が大幅減
4月の輸入品の大幅増加が影響か
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 日本フラットヤーン工業組合の集計によると、同工業組合加盟企業のフラットヤーンの5月の出荷量は、PP製品もHDPE製品もともに前月の実績を大幅に下回った。PP製品の総出荷数量は1,467トン、HDPE製品は2,209トンで、前月比はPP製品が91.6%、HDPE製品が92.9%となっている。前年同月比はPP製品が99.5%、HDPE製品が96.5%である。
 アウトサイダーを含めた推定総出荷量は、PP製品が1,877トン、HDPE製品が2,459トン。前月比はPP製品が88.9%、HDPEが91.8%である。前年同月比はPP製品が100.2%、HDPE製品が99.6%ということになる。
 いずれも前月の実績を大きく下回っている点が注目されるが、これには4月の輸入数量が前月を大幅に上回ったことが少なからず影響しているのではないかと見られている。4月のフラットヤーンの輸入通関数量を前月に比較すると、クロスシートは53%、フレコンは21%、土嚢は82%、その他製品は48%それぞれ増加している。