2002年02月22日
PPフィルムの1月の出荷、前年の2.8%減
OP、CPともに3ヵ月連続で前年を下回る
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会の集計によると、同フィルムの1月の出荷数量はOPPもCPPもともに前年同月の実績を下回った。両品種がいずれも前年同月を割り込むのはこれで3ヵ月連続となった。
 
 同フィルムの1月の実績は、OPPが1万7,222トンで前年同月比98.2%、CPPが1万263トンで同95.4%となっている。トータルは2万7,485トンで同97.2%である。このように両品種とも前年を割り込んだのは、消費量が圧倒的に多い食品包装用が引き続き不振であったため。OPPの食品包装用は1万1,623トンで同98.9%、CPPの食品包装用は8,616トンで同95.8%にとどまっている。昨年11月いらいマイナス成長が続いている。
 その要因は、一般景気の長期低迷による製品の薄肉化の進展、安価な輸入製品の増加などにあると見られている。