2000年06月23日 |
クウェート・ナフサの割増金、トン13ドル |
3月起こし分の3.5ドル高に決定の見込み |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:昭和電工、住友化学、丸善石油化学、三菱化学 |
わが国のエチレンセンターや大手商社がロンドンでクウェート石油公社(KPC)と進めていた8月以降のナフサのプレミアム価格交渉は、トン当たり13ドルとすることで決着する公算が23日までの時点で極めて濃厚となった。 今回の交渉は、8月以降1年の間にわが国のエチレンセンターや商社が購入するKPCのナフサのプレミアムをいくらにするかを話し合うためのもの。昭和電工、住友化学工業、丸善石油化学、山陽石油化学、三菱化学、日本石油化学の各センターと商社4社が参加した。また、韓国の現代石油化学や三星物産も今週初めから並行してKPCと話し合いを持ってきた。 これら各社は、かねてからKPCとは毎年2回、向こう1年分のプレミアム価格の交渉を重ねてきた。今年3月以降の1年分については、プラッツ・オイルグラムの中値プラストン当たり9.5ドルとすることで決着している。8月以降の購入分はそれよりも3.5ドルの引き上げとなる。サウジアラビアのフルレンジ・ナフサのラビ積み分と同じだ。 もっとも、今回の交渉ではKPC側が15ドルを要求してきたのを日本側が押し戻して間をとったかたちとなっている。 |