2000年06月19日
発泡スチレンシートの出荷の低迷続く
枚数ベースでは前年並みとの見方も
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 発泡スチレンシートの出荷量は5月も引き続き低調であった。同月の総出荷数量は1万390トンで、前年同月の実績に対して5.7%減となっている。
 品種別の実績は、トレー用原反が5,520トンで前年同月比93.4%、一般用原反が1,930トンで同88.1%、ラミネート丼用が1,910トンで同102.1%、ラミネート一般用が1,030トンで同98.1%--となっている。
 同シートの月間総出荷量の前年割れはこれで5ヶ月連続となった。これに伴う1月から5月までの累計は5万3,960トンで、前年同期比は96.2%となっている。
 5月ならびに1~5月の出荷の低迷の要因は明確でない。しかし関係業界の間には、加工製品の枚数単位あるいは個数ベースの出荷量は前年並みの状態が続いていると説明する向きが少なくない。そうであれば、最近の重量ベースの出荷の不振は、加工製品1枚当たりあるいは一個当たりの軽量化の進展による面が大きいということになる。