2000年06月16日 |
ソーダ工業会の田代新会長「環境問題にはグローバルな視点で」 |
16日総会、副会長に石津、里茂両社長 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:旭硝子、ダイソー、東ソー、トクヤマ、日本ソーダ工業会 |
日本ソーダ工業会は16日、定時総会を開き、会長に田代圓東ソー社長、副会長は2人制にし、石津進也旭硝子と里茂皓ニダイソーの両社長を選任した。 田代新会長は同日夕方開いた記者会見で、「当工業会の会長は2度目だが、事業環境は大きく変わった。辻前会長が敷かれた路線を引き継ぎ、さらに活動を活発化させたい。とくに塩素に由来する環境問題が重要になっているので、対応に力を入れたい」など、要旨次の通り語った。 1)平成6年~8年に当工業会の会長をつとめたことがあるが、この間に事業環境は大きく変わった。初心に返って努力したい。前会長の辻薫トクヤマ会長が非常にていねいに環境問題への対応やガス拡電極電解技術の開発研究、業界の事業構造、収益構造改善などの課題に取り組んでこられた。基本的にはこの路線を引き継ぎたい。 2)とくにいま重要なのは環境問題への対応だと思う。ICCA、WCCといった国際機関をはじめ、日化協、VEC(塩化ビニル工業・環境協会)など他の業界団体とも密接な連携をとり積極的に展開していく必要がある。 塩素の問題は、いまや一工業会にとどまる問題ではない。グローバルな視点で、多角的に取り組んでいきたい。 3)収益構造の改善も業界にとっては重要だが、基本的には企業レベルの問題でもある。しかし、電力、重油問題や物流に関する規制、税制といった、システムコスト的な問題は企業の力ではどうにもならないので、何とか望ましい形にもっていくようにしたい。 |