2000年06月15日
サウジ・ペトロケミヤ、ポリエチレン新設備にユニポール法採用
2001年1QにLL/HDスイング40万トン設備完成
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 サウジ基礎産業公社(SABIC)傘下のペトロケミヤは、サウジアラビアのアルジュベールで計画している年産40万トンのLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)/HDPE(高密度ポリエチレン)スイング設備に、米ユニオンカーバイド(UCC)のユニポールプロセスを採用する。UCCが明らかにしたもので、2001年第1四半期完成、2002年第3四半期の稼動を目指している。
 ポリマー事業を担当するFahad Al-Sheaibi氏は、「SABICは、すでに3基のユニポール法設備を稼動させており、合計257万5,000トンの能力を有している。我々は既存のユニポール法設備のパフォーマンスに満足しており、今回の新設備にもユニポール法を採用することにした」と語った。
 なおSABICは現在、2つのPP(ポリプロピレン)新設計画を進めており、これらにもユニポール法PPプロセスを採用する見通しで、今年完成すればSABICのPP生産能力は80万トンに拡大する。