2000年06月13日 |
LG化学、スチレン系樹脂の電子商取引サイトが好調 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
LG化学の機能樹脂本部が今春からスタートさせたスチレン系樹脂製品の電子商取引サイト「V.Freak」(http://www.lgstyrenics.com/)が順調に取引を拡大しているもようだ。 V.Freakは、同社の生産しているHIPS(耐衝撃性ポリスチレン)、GPPS(汎用ポリスチレン)、ALPHALAC(冷蔵庫の内壁など向け耐衝撃性ポリスチレン)、AS樹脂、ABS樹脂、ASA(アクリロニトリル・スチレン・アクリロニトリル)樹脂を扱っており、各樹脂の物性や加工、用途、難燃性などの技術情報を見ることができる。樹脂の購入には登録が必要だが、登録するとオンラインの注文が可能となるほか、サンプル品の提供を受けることができるようになる。また船積みのスケジュールや荷物の追跡も可能となっている。 LG化学は、韓国南部の工業団地にChang Won営業所を有しているが、Chang Wonにはグループ企業のLG電子の工場がある。このため当初はLG電子向けにスチレン系樹脂を用いた部品を供給する加工業者を中心にIDとパスワードを発行してきたが、徐々に対象を拡大する考え。 また今後LG化学は、V.Freakを基準として機能樹脂事業本部でエンジニアリングプラスチックやエポキシ樹脂などを扱うことを検討しているほか、塩ビやポリエチレンでも準備をすすめており、早ければ来月にもこれらの製品でeコマースがスタートする見通しだ。 |