2000年06月08日 |
バイエル、米国PC設備火災事故でフォースマジュールを宣言 |
設備復帰には数週間を要す |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:バイエル |
独バイエルは、米国テキサス州ベイタウンで発生したポリカーボネート(PC)生産設備の火災事故にともない、ディストリビューターにフォースマジュール(天変地異などによる不可抗力)を宣言した。なお設備の復帰には最低でも数週間かかると見られている。 今回の事故は、現地時間の5月31日午前9時40分頃、電気系統の操作パネルから炎があがったもので、4階建ての建物が煙に包まれた。事故当時、35~40名の従業員が勤務していたがけが人はなく、また周辺地域への影響もなかったと見られている。 ベイタウンのPC設備は、昨春1万トン増強したばかりで、現在年産18万トンの生産能力を有している。現在、設備の再稼動には少なくとも数週間かかると言われており、PCのほかPC/PETなどのアロイ製品も含めディストリビューターに対し、フォースマジュールを宣言した。バイエルは、コンパクトディスクやCD-ROMなどディスク向けのPCで世界2位のメーカーであり、ディスクグレードを中心に、今後需給のひっ迫が予想される。 <参考>http://www.c-nt.co.jp/news/bayer_pc.html" target=top>バイエルグループのポリカーボネート生産体制 |