2002年02月21日 |
ポリオレフィンフィルムの昨年の総出荷量は前年の4.7%減 |
全品種が縮小、L-LDPE製品も3年ぶりのマイナスに |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合が21日に集計したところによると、ポリオレフィンインフレーションフィルムの昨年の総出荷数量は79万4,694トンとなった。前年の実績を4.7%下回っている。2年連続のマイナス成長となった。 これを品種別に見ると、メーンのLDPE製フィルムが53万3,172トンで前年比3.9%減、HDPE製フィルムが23万007トンで同5.7%減、IPPが3万1,515トンで同11.0%減--となっている。LDPEフィルムは98年の5.2%減いらい3年ぶりのマイナス成長。また、HDPEフィルムとIPPはともに2年連続の前年割れである。 LDPE製フィルムのうちの42.0%を占めるL-LDPEフィルムの総出荷量は22万3,784トンで、これも同2.5%減となっている。3年ぶりの減少である。 ポリオレフィンインフレーションフィルム全体の昨年の出荷がこのように縮小したのは、(1)一般景気の低迷の長期化(2)家電メーカーなど需要業界の海外進出の加速(3)フィルムメーカーの転・廃業の進行(4)安価な製品輸入の増加(5)容器リサイクル法の本格施行に伴う薄肉化の進展--などの要因が絡み合ったためと見られる。 http://www.c-nt.co.jp/data/po/2001film.html""> 2001年ポリオレフィンフィルム出荷実績 ※iモードではご覧になることが出来ません。 |