2000年06月07日
通産省、生物ゲノム解析で意見募集
候補リストアップ、データベース充実急ぐ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会

 通産省ではバイオテクノロジー施策の柱の1つに「ゲノム解析」を掲げているが、同省製品評価技術センターではこのほど、広く一般から「産業用有用な生物のゲノム解析」に関する意見募集を開始した。
 同センターはゲノム情報の蓄積・提供を通じて、バイオテクノロジーの産業化や新規事業創出に役立てていきたいとしており、これまでに「嫌気性超好熱古細菌」「好気性超好熱古細菌」の2種のゲノム解析を終え、データベース化したほか、「好酸性好熱菌」「コリネ菌」「放熱菌」の3種のゲノムを解析中である。
 同センターでは今後さらに解析を推進していくに当たって、どの種の生物を対象にしたらよいかなどについて広く意見募集することにした。実施する生物候補をリストアップし、このリストの中から解析準備の整ったものから順次解析に着手する方針という。
 募集期間は平成12年6月23日まで。問い合わせ先は(財)バイオインダストリー協会(JBA)。郵便のほかFAX、電子メールでも受け付ける。