2000年06月06日 |
サウジ・シャルク、L-Lの増強工事を6月末に完工 |
30万トン増えて75万トン体制に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
サウジアラビアのシャルクはアル・ジュベールでL-LDPE設備の増強工事を進めているが、6月末から7月始めにかけて完工の見通しとなった。 これまでの同社の設備能力は、2系列合計で年産45万トンであった。現在は、それを手直しで同30万トン規模拡大するための工事を進めているところ。したがって、完工後の能力は一気に同75万トンとなる。6月末に一系列が、そして7月始めもう一系列がそれそれ増強工事を終えて再稼動することになる見込み。 もっとも、同社を始めサウジアラビア国内の誘導品メーカーはいずれも当面はエチレンを十分に確保できない状態が続くと見られている。したがって同社も、ペトロケミヤが建設工事を進めている同80万トン能力のエチレン第二号機が完成するまでは、低率操業を余儀なくされそうだ。 |