2000年06月06日
旭化成、今秋めどにナイロン66重合能力を2,000トン増強
来秋には3万トン増設でトータル7万2,000トン体制を構築
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成工業は、近く延岡で来年10月の稼動予定で進めている年産3万トンのナイロン66重合設備増設に着手するが、これに先がけて今秋をめどに既存設備についてデボトルネッキングにより2,000トン増強、4万2,000トンに引き上げる。この結果、来年の増設完了によりトータル7万2,000トン体制を構築する。
 旭化成は現在、延岡に年産4万トンのナイロン66重合設備を有しており、ナイロン66樹脂のほか一部をナイロン66繊維向けに消費している。現在、ナイロン66樹脂の需要は好調でフル稼働となっており、輸出向けで一部玉を絞らざるを得ない状況にある。こうしたことから来秋の増設完了前にも玉繰りが厳しくなると判断、既存設備において増強を図ることにしたもの。ただし、それでも来年の前半は玉繰りが厳しい状態が続く見通しだ。

http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/capa/pa>ナイロン樹脂生産能力(表)
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