2000年05月30日
電気化学次期社長の晝間常務、今後の抱負など語る
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:電気化学工業

 電気化学工業の次期社長に内定している晝間敏男常務は、今後の抱負などについて、大要次のように語った。
 私は、昭和36年に入社し、矢野社長とともに人事にいた4年間を除き昭和45年から約25年間営業に携わってきた。製品事業やシリカ、サーマルマネジメント、クロロプレンなど、それぞれの事業が厳しい状態にあるときにその部署を担当し、いかに利益を出すか、黒字にするかをテーマに努力してきた。苦しいこともあったが、この間に経営のやり方を学ぶことができたと思う。
 事業にとって大事なのは売上ではなく、利益を出すことであり、儲けることのできない事業はいらないと思っている。また3年後の目標をたててどうこう言うよりも、私は、着実に目の前の問題点をほじくり、利益を出して行きたい。
 当社の課題、問題点は、アセチレンブラック事業の再構築をはじめたくさんあると思うが、まずは生産、研究の効率化に取り組みたい。当社はまだまだ事業に対する認識が甘い。また研究開発をはじめ投資効率が悪いのも事実であり、効率を上げるためには現場に立ち入っていく必要もあると感じている。
 当社は、矢野社長が就任した6年前に比べ、だいぶ良くなってきているとは思うが、これをさらに一歩でも二歩でも良くすることが私の使命であると考えている。