2002年02月20日 |
発泡スチレンシートの出荷、1月は前年の微減に |
ラミネート丼用は好調、トレー反が不振 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:三菱化学、三菱化学フォームプラスティック |
発泡スチレンシートの1月の総出荷数量は、前年同月の実績をわずかに下回って8,760トンとなった。8ヵ月連続の前年割れである。ただし縮小率は1.2%で、過去8ヵ月のうちで最も小さい。 小幅ながらもマイナス成長となったのは、主力のトレー用原反の出荷が前年同月比93.6%と引き続き不調であったことによる。これには、一般景気の後退や容器包装リサイクル法の本格施行などに伴う薄肉化の進展が大きく影響していると見られる。それに対し、丼用ラミネート品種は同114.0%と依然として順調な伸びを続けている。 この結果、平成13年度(13年4月~14年3月)の累計は10万6,280トンとなった。前年同期の実績を5.3%下回っている。これには、三菱化学フォームプラスティックが13年1月をもって同製品事業から撤退したことも少なからず作用している。ただしこの場合も、丼用ラミネート品種は8.1%増となっている。 1月と4~1月累計の出荷実績は次の通り。かっこ内は前年比。 [1月の実績] ▽トレー用原反 = 3,670トン( 93.6%) ▽一般用原反 = 1,870トン(103.3%) ▽小計 = 5,540トン( 96.7%) ▽ラミネート丼用 = 2,370トン(114.0%) ▽一般ラミネート用= 850トン( 81.0%) ▽小計 = 3,220トン(102.5%) ▽合計 = 8,760トン( 98.8%) [4~1月累計] ▽トレー用原反 = 48,170トン( 85.5%) ▽一般用原反 = 22,070トン(102.3%) ▽小計 = 70,240トン( 90.1%) ▽ラミネート丼用 = 24,360トン(108.1%) ▽一般ラミネート用= 11,680トン( 99.5%) ▽小計 = 36,040トン(105.2%) ▽合計 =106,280トン( 94.7%) |