2000年05月29日 |
独バイエル、ECエルトエールヘミー社持株をBPドイツ現法に売却 |
BPアモコの100%子会社へ |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:バイエル |
独バイエルと英BPアモコはドイツ現地時間の26日、両社の折半出資会社でドイツのWorringenでセンターを構えているECエルトエールヘミー社について、バイエルが保有する50%の株式をBPアモコの現地法人であるドイチェBPに売却することで基本的に合意した、と発表した。最終合意は2001年初頭となる見通しで、売却作業は欧州委員会およびバイエル取締役会の承認を経て行い、最終的には同社の製品がドイチェBPに移管されることになる。 BPアモコケミカルズCEOのブライアン・サンダーソン氏は、「バイエルから提案された株式の取得は、BPアモコにとってエルトエールヘミーが戦略的に重要なラインに位置することを明確にするものである。我々は、この買収によりBPアモコのグローバルな石化事業において、エルトエールヘミーが戦略拠点として成長しつづけるための機会を作ることができるだろう」と語った。また「このサイトがベルギーのGeelおよびFeluy、またドイツのマールなどBPアモコの石化誘導品拠点とマッチするだろう」と付け加えた。 なおエルトエールヘミーは、現在エチレン年産90万トン、プロピレン同56万トン、ポリエチレン54万トンの生産能力を有している。今年4月には、エチレンで20万トンの増強をアナウンスしているが、BPアモコが100%子会社化した後に実施される見通し。 |