2000年05月26日
三菱ガス化学、社内カンパニー制の概要まとまる
4カンパニーに再編、それぞれ500億円規模に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 三菱ガス化学は26日、6月29日付で社内カンパニー制を中心とした新経営管理体制を発足させるが、その概要を発表した。
 新体制では、従来の7事業部・3開発部体制を4つの社内カンパニーに再編、各カンパニー部門と、管理部門の機能を強化したコーポレート部門との責任分担を明確にするとともに、各カンパニーは独自に損益管理を行う。組織はより簡素でフラットな形とし、状況に応じて柔軟な課題設定と要因の編成がなされうる形態とする。
 カンパニー部門は、化成品、有機化学品、生物化学、地熱事業を扱う天然ガス系化学品カンパニー、芳香族化学品を扱う芳香族化学品カンパニー、無機化学品と合成樹脂を扱う機能化学品カンパニー、電子材料、脱酸素剤、情報機能材を扱う特殊機能材カンパニーからなり、工場、研究所はそれぞれ関連性の強いカンパニーに所属する。総合研究所はコーポレート部門に所属し、次世代テーマや基礎研究を行う。各カンパニーの規模はそれぞれ500億円規模となる。
 また、社内カンパニー制の発足に当たり、各カンパニー毎のバランスシートを作成、数億円規模の投資は各カンパニーが独自に決済することとなる。各カンパニーではコストダウン、構造改革に取り組み全社の収益改善、企業体質の強化を図る。