2000年05月25日 |
アジアのポリオレフィン相場が反転 |
韓国の樹脂メーカーの在庫調整が終了 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大手商社ならびにポリオレフィンメーカー筋によると、先週初頭以降、ポリオレフィン各樹脂のアジア地域における相場が小幅ながら反発してきた。 現在は、6月渡し分の価格について売り手と買い手が折衝の最中だが、供給者側が5月の船積み価格にトン当たり10ドルから30ドルを上積みするよう要求しているのに対して受け入れを表明するトレーダーや需要家が出始めているという。 これには、最大の供給国である韓国のポリオレフィンメーカーの在庫調整が終了したことが少なからず作用していると見られている。韓国でも日本でも石油化学プラントの多くがこれから春の定修に入る。このため市場には久方ぶりに需給が引き締まることになるとの見方も出てきている。 現在の売り手側のオッファー価格の平均は、LDPEがトン750ドル、L-LDPEが660ドル、HDPEが680ドル、PPのホモポリマーが600ドルとなっている。 |