2000年05月25日
日化協総会、新年度役員、事業計画決る
香西会長「国際関係、環境対策中心に活動強化」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:旭化成、住友化学、東ソー、日本触媒、三井化学、三菱化学、日本化学工業協会

 日本化学工業協会は25日、定時総会を開き、役員の任期満了に伴い、新会長に香西昭夫住友化学工業社長、副会長に中西宏幸三井化学、山本一元旭化成工業、田代圓東ソー、会田健二日本触媒各社長を選任した。
 引き続き平静12年度の事業計画を満場一致で承認した。
 事業計画
1)化学物質の安全性に関する問題への対応の強化と充実
2)国際関係業務の一層の強化
3)これら活動を支援し、社会とのコミュニケーションを円滑に行うための広  報活動及び教育・研修事業の充実
を柱に掲げている。

このあと開かれたパーティで、香西新会長は「日化協の活動はこの2年間、三浦昭前会長(三菱化学会長)の指導力のおかげで、大きく変わり、進化した。ことに国際的な関係の強化と環境・安全問題への取り組みで大きな成果をあげられた。この路線を継いでさらに協会活動を発展させていきたい」と挨拶。
続いて岡本巌通産省基礎産業局長は「日化協は世界の中で指導的役割が果たせる業界団体になってほしい。通産省もPRTRやリサイクル法の施行に伴い新しい施策が求められており、日化協とはさらに連携を強めていくことになるだろう。当局としても日化協に対してはできる限りサポートしていくつもりだ」と祝辞を述べた。
 このあと澤村治夫三井化学相談役の音頭で乾杯し、懇談に入った。