2000年05月24日
クラレ、21世紀発展に向け組織改正
「攻め」の経営成果目指す、グループ戦略強化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クラレ

 クラレは24日、6月1日付で大幅な組織改正を行うと発表した。現行の第4次中期経営計画は2000年度で終了するが、引き続き策定する第5次中期計画は、21世紀の発展につながる重要なものになると位置づけ、社内組織もこれに対応し強化することにしたもの。
 改正の主な点は次の通り。
1)4次中期経営計画は「攻め」を基本戦略としてきたが、その成果発現を徹底させる。基本骨格を維持しつつ、第5次中期計画をにらんだ組織体制とする。
2)繊維事業の基盤強化を図るため、本部、事業部を再編し、生産・販売・開発一体となった戦略運営を徹底する。
3)化学品第二事業部門にオプト事業部を新設。医薬・ファインケミカル事業部を本部に昇格し、新規分野の早期事業化、事業規模拡大を実施する。
4)経営管理室を経営企画室と改称し、グループ総合力の強化、業務効率化などを推進する。
5)激動する社会・経済・環境の変化に即応した事業運営を図るため、迅速な意思決定を目指し、積極的に若手人材を登用する。
6)グループ内の事業移管、人事交流を活発化し、グループ一体運営を本格化する。