2000年05月24日 |
韓国・湖南石油化学、MMAモノマー設備建設を再開 |
来年5月完成、7月商業運転開始へ |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:クラレ、三井化学 |
韓国の湖南石油化学は、中断していたMMA(メチルメタクリレート)モノマー設備の建設を再開、来年5月に完成、7月から営業運転を開始することになった。 同設備は1997年に三井東圧化学(現三井化学)とクラレが共同で開発した直接酸化法技術をライセンス、1999年完成をめどに年産4万トン設備建設を目指していたが、1997年末の通貨危機を発端とする経済混乱から建設を中断していた。 しかし、昨年後半からMMAモノマーのアジア各国での需要が急回復、韓国でも好調に国内需要が推移していることもあり、建設の再開に踏み切ったもの。 技術ライセンスをした三井化学とクラレでは、両社で年間1~1万5,000トンの引き取り枠を持っていることから、設備完成後はアジア地区への輸出を行うことになると見られている。 |