2000年05月24日 |
EPS関連3団体、きのう、新年度の役員を選出 |
発泡スチレン工業会とJEPSRAの会長は脇田氏 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:積水化成品工業、三菱化学、発泡スチレン工業会、三菱化学フォームプラスティック |
発泡スチレン工業会、日本フォームスチレン工業組合、発泡スチロール再資源化協会--の発泡スチレン(EPS)製品関連三団体は23日、それぞれに平成12年度定時総会を開き、新役員を選出した。 発泡スチレン工業会(JEPSRA)と発泡スチロール再資源化協会の新会長には脇田静明・三菱化学フォームプラスティック社長が選ばれた。中西收会長(積水化成品工業社長)の任期満了に伴うもの。任期は1年。 また、日本フォームスチレン工業組合の新理事長には笠原賢二・笠原工業専務が選出された。任期は2年。朝見博理事長(優水化成工業社長)の任期満了に伴う退任を受けてのもの。新任副理事長には、田中興一・イビデン樹脂社長と大西豊・大西コルク工業所社長が選ばれた。 このうちの笠原理事長は、朝見氏に替わってJEPSRAの副会長にも選任された。 脇田静明・新会長の談話=これまで発泡スチレン業界では、原料ビーズメーカーと加工メーカーとが文字通り一体となって発泡スチレン製品のリサイクル活動を展開し、着実にその成果を上げてきた。現在のリサイクル率は55%となっており、これまでの目標は十分クリアできている。 しかし消費者や需要家の間には、あらゆる製品に対してリサイクル率のより一層の向上を強く求める声が広がっており、発泡スチレン業界としても、もう一段高い次元でのリサイクル活動を展開していく必要が生じてきている。リサイクル率の拡大はむろんのこと、さらに効率の良いリサイクル手法の開発など課題は多い。このため私も、引き続き業界全体がリサイクル活動の充実強化を最重要課題に掲げて十分な成果を上げていくよう微力を尽くしたい。 笠原賢二・新理事長の談話=フォームスチレン加工業界にとってもリサイクル活動の充実・強化は最重要テーマだ。会員が一体となってJEPSRAの機能をフルに生かしながらこれまで以上に大きな成果を上げていくようにしたい。 そうすれば、われわれの製品の持つ優れた機能や品質に対する多くの需要家や消費者の評価がさらに高まり、市場も自ずと広がっていくはずだ。つまり、的確な環境対策の実践によって新しい需要を創造することが業界全体の共通テーマと言ってよく、それだけにその早期実現に全員で挑戦していくようにしたい。 |