2002年02月19日 |
旭化成と奇美実業の共同投資のPC工場が完成 |
年産5万トンプラント、4月から営業運転の見通し |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成と台湾・奇美実業の共同出資会社「旭美化成股ふん」が台南地区で進めていたポリカーボネート(PC)樹脂工場の建設工事が完了、2月から試運転に入った。 この工場は、旭化成の技術によってCDR用と一般用の2種類のPCを連続生産していくためのもの。設備は、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ビフェニルカーボネート、そして最終のポリカーボネートへの重合--の計4工程で構成されており、生産能力は年間5万トン。 昨年秋以降、エチレンカーボネートから順次各工程単位で完工、そして今年に入ってライン全体の仕上げが完了した。 営業運転の開始時期は、今年4月となる見込み。予定通りいけば、台湾では初めてのPCの工業化となる。これに続いては、出光石油化学とFPCの共同出資会社による同じく年産5万トン能力のPC工場が操業を開始する予定。 |