2000年05月22日
タイ・BPE、NPCグループへの参入を検討
コスト競争力を強化して次の設備投資を
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井物産

 タイのHDPEメーカーのBPE(バンコク・ポリエチレン)は、コスト競争力の強化を目的に同国の先発エチレンセンター会社であるNPC(タイ・ナショナルペトロケミカルカンパニー)のコンビナート構成企業の一つとなることの検討を開始した。
 同社は、バンコク銀行など現地資本65%、三井物産35%の共同出資によるHDPE専業メーカーで、現在の設備能力は年産20万トン。立地は、多くの石油化学企業が集まっているマプタプット地区。
 同社は、これから激しさを加える一方の国際生存競争を勝ち抜いていくにはエタンを原料にしているNPCとの提携が重要との判断に傾いているもの。次の大型設備投資もその上で実現したい考えと見られる。