2000年05月19日 |
オキソアルコール国内値上げ交渉、最終局面に |
アジア市況も急速に先高観強まる |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:チッソ、三菱化学 |
三菱化学などオキソアルコールメーカーが進めている国内価格の値上げ交渉が大詰めを迎えており、来週中の決着を目指し最終局面となっている。 オキソアルコールの値上げは2-エチルヘキシル、ノルマルブタノールなど原料高騰による採算是正などを目指し、4月1日出荷分からキロ15円幅で打ち出されているもので、連休明け以降交渉が本格化、現在は幅、時期をめぐって大詰めとなっているもの。 2-エチルヘキシル需要は可塑剤向けを中心に堅調な引き合いとなっているが、供給側では4~5月にかけてチッソ、協和発酵の両社が定修を実施、韓国のLGも定修を実施したこともあり、需給タイト感が強まっている。 一方、アジア市況についても連休明け以降引き合いが回復、原料プロピレンの反転もあってここへきて急速に先高観が広がってきている。2Qの2-エチルヘキシルの台湾向けコントラクト価格はまだ決着していないが、メーカー側ではCFR・トン700ドル台を目指して交渉を続けている。ノルマルブタノルマルブタノールも550ドルに対し、650ドルを目指している。 |