2002年02月18日
経産省、エコー出雲マツヤと日進両社に「家電リサイクル法」違反で勧告
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:環境省

 経産省は15日、家電小売業者のエコー出雲マツヤ(島根県出雲市、長崎嘉暢社長)と、日進(神奈川県横浜市、平田徹社長)の両社に対して「家電リサイクル法」違反が認められたとして、同法」第16条1項に基づく勧告を行ったと発表した。
 
 エコー出雲マツヤは、中国経済産業局が1月23日に実施した同社経営のマツヤデンキ出雲店に対する立入検査および同29日に経産省と環境省が合同で行った、事情聴取の結果、2001年10~12月に同社が消費者から引き取った廃家電534台(テレビ284台、エアコン36台、冷蔵庫81台、洗濯機133台)を「逆有償」(料金を支払って)で、製造業者等以外の者に引き渡していた。
 
 日進も、関東経済産業局が1月25日に同社の経営するALIC日進川崎駅店を立入検査し、31日に経産、環境両省が合同で事情聴取した結果、2001年4月から2002年1月にかけて、消費者から引き取った廃家電992台(冷蔵庫505台、洗濯機487台)を「逆有償」で製造業者等以外の者に引き渡していたことがわかった。
 
 「家電リサイクル法」では、排出者から引き取った使用済み特定家庭用機器は製造業者等に引き渡し、リサイクルしなければならないとしている。